先日ロシアのSWIFT排除が決定しました。これは『金融版核兵器』と言われる、いわば最終兵器なのです。
結論から言うと「ロシアは確実にリセッション(景気後退)する」と言うことです。
ロシアの通貨ルーブルは暴落し、ロシア国内でハイパーインフレが発生する可能性が非常に高いです。
また、エネルギー資源をロシアに頼っているドイツやイタリアでもインフレが加速する可能性も高く、世界経済に与える影響は非常に大きいです。
現に仮想通貨や金が高騰しており、通貨への不安が世界中で加速していると言えるでしょう。
そこで今回は「SWIFTからロシアを排除することで世界経済と株式市場がどのような影響を受けるか」を解説します。
SWIFTとは
SWIFTとは、金融機関同士が資金取引などに関するメッセージを交換するサービスを、国際的な情報通信ネットワークによって提供している組織で、世界で200カ国、約1万1000の金融機関が所属しています。
簡単に説明すると、仮に日本の企業がロシアが取引を行い商品を購入したとして、まず日本の地方銀行に入金し、そこからメガバンクにお金が流れます。
その後、ロシアの銀行に入金したいが、その際に円を直接ルーブルに変換できないため、SWIFTを介して基軸通貨のドルで取引を行い、ロシア大手銀行などに入金されます。
この連携を遮断することが『SWIFTからの排除』です。
世界中の高額な決済の約半分がSWIFTネットワークを利用していると言われており、このSWIFT排除は年間輸出額70兆円のロシアにとっては壊滅的なダメージを与えることは容易に想像できます。
その他の送金方法はあるのでは?と思う人もいると思いますが、そもそも銀行が資産凍結をされており、その他のサービスや中小銀行を使用するなどの抜け道もありません。
過去のSWIFTの動向
過去にもSWIFTから排除された国があります。それは2012年と2018年の『イラン』です。
その際には、共にGDPを5%以上下げており、通貨の価値も6分の1まで下がり、輸出は三分の一まで低下しています。
イランはこの制裁で壊滅的なダメージを受けていると言う前例でもあり、今回もルーブルの暴落は避けられません。
ロシアの影響
ロシアはハイパーインフレの際にルーブルを買い支える外貨準備金と言うものもありますが、その約8割が国外保有で中国と合わせても36%しか保有しておらず、インフレの際に買い支えることは不可能です。
現在ロシアでは銀行に長蛇の列ができており、今のうちに生活必需品や貴金属などを購入しているとのことです。
現在、金の先物価格や仮想通貨が大暴騰しており、資金が流れていることも考えられます。
世界での影響
イランのSWIFT排除の際には世界経済には大きな影響を与えることはありませんでした。
しかし、ロシアはイランのGDP20兆円の八倍の150兆円のGDPを誇っており、小麦、天然ガス、原油など世界トップの資源国家であるため、これらの価格は急騰することが予想されます。
また、ドルの逼迫も予想されるため、QE(量的緩和)を継続する可能性も出てきます。
現在テーパリングによりQEが縮小されており、今月で0になるとのことでしたが再び不透明になると予想され、利上げペースがスローダウンすることも考えられます。
まとめ
米国株経済としては、QEでは株価が上昇してQTで下がることが予想されますが、このウクライナ危機により再び米国経済が上昇することも考えられ、ドルの価値も上がることが考えられるため、今は絶好の買い場なのかもしれません。
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