株式投資には様々なスタイルが存在しますが、特に私が大事にしていることは
「長期投資を行う」 「分散投資する」
この二点ですが、どうしても【配当利回り】なども気になってしまいます。
配当利回りとは株価÷配当金により計算されます。そのため、株価が落ち、株の価値が落ちているにも関わらず、配当利回りが上昇する場合もあります。
「じゃあ銘柄選びの際に他に何を意識したら良いの?」
私はそんな時は『増配』を行っているか?を調べます。これにより株主への還元意識が分かり、業績が一時的に落ちても、大きく損益を出さずに済みます。
今回はこの【増配】について解説していきます‼︎
増配とは
ほとんどの企業は、発生した利益の中から株主への還元として配当を行いますが、業績改善や株主重視策としてこの配当を増やすことを増配といいます。
基本的に増配を発表した企業は「業績が良い」「株主還元の意識が高い」と言われており、有望企業としてされます。
周年記念などで行われる増配を「記念増配」と言い、業績がよくなったためにおこなわれる増配を「特別増配」と言います。
増配率とは
それに対して「増配率」とは、前年の配当に対して、本年の配当がどれだけ増加されたかを示しています。
例 毎年5%増配を20年間継続している企業
この場合、配当金(配当利回り)は20年で2.65倍になります。
投資時に配当金が年間100円だったとすると、20年間保有するだけで配当金が年間265円にまで膨れ上がります。
「連続増配年数」とは、増配を何年間連続で維持しているかを意味しており、日本株で言うと31年連続増配の花王と米国株で言うと65年連続増配のP&Gなどが連続増配を行っています。
もちろん増配率も連続増配年数も多い方が良いとされています。
連続増配をしている企業
【日本株🇯🇵連続増配銘柄ランキング】
順位 | コード | 会社名 | 決算期 | 連続 増配 年数 |
実績 1株当たり 年間配当 金額 |
実績配当 利回り |
実績 配当 性向 |
株価 (2020/ 5/18) |
1 | 4452 | 花王 | 12月 | 30年 | 130円 | 1.47% | 42.39% | 8,850円 |
2 | 8566 | リコーリース | 3月 | 25年 | 90円 | 3.14% | 23.52% | 2,866円 |
3 | 7466 | SPK | 3月 | 22年 | 70円 | 5.21% | 24.73% | 1,343円 |
4 | 4967 | 小林製薬 | 12月 | 21年 | 73円 | 0.75% | 29.91% | 9,780円 |
4 | 8593 | 三菱UFJ リース |
3月 | 21年 | 25円 | 5.04% | 30.94% | 496円 |
6 | 4732 | ユー・エス ・エス |
3月 | 20年 | 55.4円 | 3.18% | 67.20% | 1,741円 |
7 | 9058 | トランコム | 3月 | 19年 | 104円 | 1.43% | 20.73% | 7,270円 |
7 | 9436 | 沖縄セルラー 電話 |
3月 | 19年 | 145円 | 3.46% | 40.11% | 4,190円 |
7 | 5947 | リンナイ | 3月 | 19年 | 98円 | 1.15% | 23.36% | 8,490円 |
10 | 2391 | プラネット | 7月 | 18年 | 40.50円 | 2.67% | 54.69% | 1,515円 |
【米国株🇺🇸連続増配銘柄ランキング】
順位 | 略称 | 会社名 | 決算期 | 連続 増配 年数 |
実績配当 利回り |
オススメ度 | ||
1 | AWR | アメリカンステイツウォーター | 11月 | 67年 | 1.61% | ★ | ||
2 | DOV | ドーバー | 1月 | 66年 | 1.18% | ★★ | ||
3 | NWN | ノースウエストナチュラルガス | 11月 | 65年 | 4.28% | ★★ | ||
3 | PH | パーカーハネフィン | 11月 | 65年 | 1.39% | ★ | ||
3 | GPC | ジェニュインパーツ | 2月 | 65年 | 2.49% | ★★ | ||
3 | PG | P&G | 1月 | 65年 | 2.43% | ★★★ | ||
7 | EMR | エマソンエレクトリック | 11月 | 64年 | 2.8% | ★★ | ||
8 | MMM | スリーエム | 1月 | 63年 | 3.31% | ★★★ | ||
9 | CINF | シンシナティファイナンシャル | 2月 | 61年 | 2.08% | ★ | ||
10 | KO | コカコーラ | 2月 | 59年 | 2.98% | ★★★ |
もうお分かりと思いますが、これに関しては圧倒的に米国株が日本株より優れており、株主への考え方や国の成長度に日本と差があると言っても過言ではないでしょう。
長期投資をする上で、『米国株を選択する』と言う判断は重要であると言えるでしょう。
また、米国株は成果中に展開しているグローバルな企業が多く、勝手に分散投資を行っているようなものです。
同国内だけの事業展開ではその国の経済状況に依存してしまいます。
まとめ
現在の日本には、NISAや積立NISAなど非課税で資産運用を行う仕組みができており、多くの情報を得ることができます。
「銀行預金ではお金は増えません」
そして
「ほとんどの銀行も株式会社です」
つまり倒産のリスクがあると言うことです。となると、株式投資での資産運用を行う方が賢い選択ということです。
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