【2022年ロシア×ウクライナ問題】『なぜ戦争になろうとしているのか?』解説します‼︎

経済

2022年に世界を大きく巻き込む戦争が起きようとしています』

それは【ロシア×ウクライナ問題】として現在毎日のように報道されており、国境付近には軍を配備し、アメリカ大使館家族は国外退避するなどと言った現状です。

なぜこの二つの国家は戦争をしようとしているのか?原因となっているNATOって何?と詳しく説明できる人は少ないと思います。

今回はロシアとウクライナの歴史的背景からこの問題を解説していきたいと思います。

北大西洋条約機構(NATO)|外務省HP

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NATOとは

NATO(北大西洋条約機構)とは、アメリカとソ連の関係が良くない時代にロシアが共産党国を中心に作ったワルシャワ条約機構に対抗してアメリカが作った軍事同盟です。

つまり、超簡単に説明するとロシア敵対意識を持つ対立組織ということになりますね。

その後にソ連は解体され、それに伴ってワルシャワ条約機構も解体となりましたが、NATOは手を緩めずにエストリア、ラトビア、リトアニアなどの元ソ連の国々を加盟させていきました。

そのためNATOは別名『ロシア包囲網』とも呼ばれています。

ロシアからするとこれ以上加盟国が増えることは非常に困ることであり、また元ソ連側の加盟は腹立たしいことでしょう。

ロシアは気候的に【凍らない港】が必要なため周辺国との関係性は重要です。

また国土も広いため防衛の観点からも緩衝地帯となる周辺国は重要である考えています。

そして現在、NATOはその緩衝地帯を引き剥がしにかかっています。EUの加盟とセットになっておりウクライナは加盟することで経済が潤うこととなります。

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プーチン大統領の思惑

ウクライナは旧ソ連の中で、二番目に人口の多い国となっています。そのためプーチン大統領はウクライナを特に重要視していました。

「NATOにだけは入るなよ」と思っていたに違いありませんし、大統領就任後20年間で多くの周辺国がNATOに加盟しており、苛立ちを覚えたに違いありません。

プーチンVS民主化運動

東欧でも独裁国家は存在しましたが、アメリカやヨーロッパの支援により民主化運動が加速し、民主化が進みました

アメリカはクーデターにより政権交代した国を応援しないという決まりがあるためこれらの運動は『クーデター』ではなく『革命』と呼ばれています。

中でも有名なものは、2003年のジョージアでのバラ革命と2004年のウクライナのオレンジ革命です。これらは民主化運動なのです。

ロシアとしては、独裁国家同士であるとトップ同士で繋がるだけで国をコントロールできるため民主化をされると非常に困る場合が多くなります。

また、ロシアの大統領の任期は4年2期(現在は6年二期の計12年)までで、2008年〜2012年までの間はプーチンは首相になり側近のメドベージェフを大統領としました。

2012年の大統領復帰の際には大規模な反対運動があり、インターネットが普及した現代社会は昔のようにコントロールができず、これ以上民主化されるといよいよプーチンも危なくなるということです。

ウクライナの今後

ウクライナのゼレンスキー大統領は「パニックを作るな」と発言しています。

現在、ヨーロッパやアメリカ、日本で過剰に報道されており、これによる国民の混乱や経済活動の縮小を避けたいと思っています。

ウクライナは過去2014年にはロシア軍のクリミア侵攻によりクリミア半島をロシアに実効支配された経緯もあるが、首都キエフにまで進行するなどするとロシアとしてもリスクが大きすぎるため本当に戦争をするかはなんともいえません。

クリミア半島は元々ロシアのもので、ウクライナに壌土した地域です。そこには多くのロシア人やロシア寄りな思考を持つ人が多い地域でもあります。ウクライナはポーランド系の人とロシア系の人で成り立っている国になっているんだね。

ウクライナとしては、ロシア軍は本当に侵攻してくるのか不透明であることや過剰報道による経済縮小とそれによる大統領の支持率低下を懸念しています。

 

アメリカなどの国々の動き

アメリカのバイデン政権は、アメリカ軍を国外に配備することに反対する勢力も強く民主化に賛成であるから、すぐにでも軍をウクライナへ配備するというわけではありません

また、ドイツは原発を廃止しており、経済制裁しすぎると石油や天然ガスが得られなくなるためあまり積極的には動けない状況です。

NATOでの立ち位置を失いたくない反面、ロシアにも嫌われたくないというのがドイツです。

ドイツは思い切った環境政策をとりましたが、このような形で裏目に出るとは思わなかったでしょうね。

では、NATOはどうでしょう?

アメリカ軍のアフガン撤退はNATOの意思とは関係なく撤退しており、NATOとアメリカの足並みはややズレているとも言えます。また、中国×台湾問題などでもアメリカの動き、NATOの動きは世界中が注目しており、バイデン政権は判断ミスが許されない状況です。

 

まとめ

 

今回の問題は大きく分けて3つのシナリオがあると考えています。

①ロシアのウクライナ侵攻とNATOとの衝突②スパイなどの小規模な工作③相互に妥協する、この三つです。

は非常に分かりやすいですがに関しては様々なことが考えられます。ロシアはウクライナの東部エリアの人々にロシア国籍を与えており、このような発言も行っています。

「ロシア国民に何かあれば出ますよ?」と

つまりどのようなことかというと「ロシア国民同士の問題なので入ってくんな」ということです。

スパイや暗殺などはロシアの得意技ですね。

に関しては、今回はウクライナがNATOに加入しない代わりに何かしらアメリカに有利な条件をロシアに提示するという方法です。

ウクライナを利用したアメリカの作戦ですね。これは過去キューバ危機で同じようなことがありましたね。

個人的にはアメリカの動きに注目しており、もし今回アメリカが動かなければ中国も台湾との問題で悪い進展をする可能性も考えられます。


〈参考動画〉

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