FRBパウエル議長は1月のFOMCで「三月に0.25%利上げ、そして六月にQT(量的引き締め)を行う」と発言をしました。
そして三月以降はすべてのFOMCで利上げをすると予想されています。
「テーパリング(利上げ)により株式市場は暴落する」
という人も多いですが、QT(量的引き締め)の方が正直やばいです‼︎
今回はそのQT(量的引き締め)について解説します。
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QTとは
QTとは、QE(量的緩和)で積み上げたFRBのバランスシートを縮小する政策です。
簡単に説明すると、「民間に大量のドルを発行すること」です。
米国はこの政策により、民間に大量のお金を供給し経済破綻を免れました。
しかし、このQEはインフレを加速させることが副作用として存在しています。
インフレは『ものの値段が上がる』わけではなく、『通貨の価値が下がること』であり、相対的にものの価格が上昇します。
自国通貨の価値が下がることは、新たな経済危機を招く可能性が高く早急な対応が必要になります。
テーパリングとは
一方、テーパリングとは『中央銀行が金融資産買い入れを減らす』ことであり、直訳すると、「次第に先が細くなっていくこと」を意味しており、徐々に金融引き締めを行っていくのが特徴です。
テーパリングは中央銀行の国債の買い入れが少なくなることで需給が緩み「長期金利が上昇」するため、為替や株式市場に影響を与えます。
基本的な考え方としては、民間企業が借り入れを行う際の長期金利が上昇するので、「株価が下がる」という考え方です。
「金利が高い通貨にお金が集まる」傾向があるため、米国でテーパリングが始まれば、金利のつかない円から金利のつくドルへお金が流れる、つまり、ドル高円安の傾向になると考えられます。
金利が上昇すると、企業はお金が借りにくくなるため、企業業績は縮小の傾向に。結果として、株価も下がりやすくなります。株式から金利の高い債券へと資金が流出する動きも考えられます。
これまでのQT
これまでにもQT(量的引き締め)は実施されており、2017年10月〜2019年8月にも実施されています。
前回のこの20ヶ月に及ぶQT(量的引き締め)では、圧縮規模が合計3000億ドルを超えたあたりで株式市場は大暴落を起こしました。
そのため2ヶ月早くこのQTは終了しています。
日本経済新聞|FRB、金融危機対応を脱却へ 米量的緩和導入9年
今後の米国株式市場
QTによりドルの吸い上げがあるため、金利の上昇は避けられず2022年の米国株式市場は投資家にとって少し厳しい一年になる可能性が高いです。
時期的には6月のFOMC後にQTが行われるとの予想でもあり、その前後には気をつける必要があります。
2017年より圧縮規模は大きく、ペースも早くなることは間違いなく20%以上の暴落が予想されますし、特に高PER株を多く含むナスダックには注意が必要です。
2022年の株式市場で気を付ける点をまとめると、
- 新興国株は米国の影響で自国通貨の価値が低下する恐れ
- 高PER株を多く含むナスダックは30%以上も下落する恐れ
- ハイテク株は低迷する
しかしながらエネルギー株や金融株は上昇しており、投資先のトレンドを読むことができれば必ずしも失敗するとは言えません。
個人的には「下がったら買うだけ‼︎」ということで今回の記事を終了します。
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