2021年9月7日から8日にかけてビットコインが大暴落しました。
そして、関連の通貨やそれ以外のアルト通貨も大暴落する結果となり、多くの投資家が涙を流しました。
今回はその『大暴落の原因』と『今後の展望』について考察していきます。
2021年9月の大暴落
ビットコインは日本時間7日深夜24:30頃より、1コインあたり5万ドル(約550万円)ほどで推移していたものが、4万3千ドル台まで大暴落しました。
同日の最高値と比べた下落幅は一時、約18%に達しており、8月の以来の価格帯となりました。
直後には4万7千ドル台まで値を戻すなど乱高下し、8日時点は4万5千ドル台で取引されています。
著名な資産家で、暗号資産に強気な姿勢を取ってきたノボグラーツ氏によると、「投資家が少し興奮し過ぎた結果だと受け止めている。」と述べており、最近の仮想通貨ブームについて触れた。
それもそのはず、最近は仮想通貨にとって良いニュースが多すぎており、関心が大きく膨らんでいました。
- クレジットカードで有名なビザが非代替性トークン15万ドル(約1650万円)で購入
- アマゾン・ドット・コムによるブロックチェーンやデジタル通貨分野の求人広告掲載
- ウォルマートによる仮想通貨専門家の採用方針に言及
続けてこう述べています。
「いかなる投資家も次のインターネットを見逃したくはない。われわれは興奮し過ぎただけだと思う。風船から少し空気が漏れたということだ」
このように長期運用には大きな影響ないとの見解を示しています。
エルサルバドルで法定通貨に
7日にはエルサルバドルで世界初『ビットコインが法定通貨に』なりました。
しかし、そのスタートはお世辞でも良いものとは言えませんでした。
すぐに技術的問題が発生し、アクセスを一時停止しました。
また、ビットコインの管理を行い、支払いなどに使うこともできる電子的な財布にあたるデジタルウォレット「チボ」でも、利用を促すために、アプリをインストールして登録すれば、30ドル相当のビットコインを与えると発表したが、この日にアプリをインストールできたのはファーウェイ製の電話だけという散々なスタートでした。
この仮想通貨界にとって大きなニュースが散々なものとなったことも、この大暴落の引き金になったことは間違い無いでしょう。
レバレッジ取引でのロストカット
この大暴落に拍車をかけたのは、「レバレッジ取引をしていた人が強制的にロストカットされたから」でしょう。
レバレッジ取引とは、「少額で大きな取引を行うこと」であり、ハイリスクハイリターンな作りになっています。
ロストカットとは、「自分の保有するビットコインの金額以上に価格が下がった際に強制的に売られること」です。
つまり、多くのレバレッジを効かせて取引をしていた人のビットコインが売られたことによって、暴落に拍車をかけたことになります。
今後の展望
個人的な意見となりますが、
- 過剰に期待されていたこと
- ロストカットによる暴落
が大きな原因でもあり、長期運用では大きな影響はないと思っています。
今後、仮想通貨にとって良いニュースも多くなりそうですし、レバレッジ取引のない通貨への関心も高まりそうですね。
個人的にはIOSTが大きく跳ねると思います‼︎
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