今回は、2021年8月現在ビットコインやイーサリアムなどに続いて、時価総額第6位の仮想通貨にまで成長したリップル(XRP)についてです。
数ある仮想通貨の中でも処理コストが安いという特徴があり、売買や送金などの処理は数秒で完結するというスピード感のある仮想通貨となっていますが、将来性についてどうなのか?と思う人も多いため解説していきます。
リップル(XRP)とは
リップルは2004年に考案された仮想通貨であり、実際にリリースされたのは2013年です。
現在は時価総額が世界で6位まで上り詰めている仮想通貨です。
通貨名 | リップル |
シンボル | XRP |
現在の価格(2021年8月) | 121円前後 |
時価総額(2021年8月) | ¥5,802,925,987,302.25 |
取扱取引所 | コインチェック DMM Bitcoin GMOコイン bitFlyer BITPoint bitbank |
公式サイト | 公式サイト |
まずはリップルのチャートを確認しましょう。2021年1月〜8月までに約24円〜200円と幅広く推移してい流ことがわかります。
また、過去には、2017年のバブル崩壊後に価格が下落し、米証券取引委員会からリップル社を証券法違反で提訴したことをきっかけに一時的に大幅な値下がりをしてきました。
そんなリップルですが今後の値上がりの可能性を秘めている特徴が存在します。
送金速度の速さ
リップルの最大の特徴として、取引承認速度が速いという点があり、従来の国際送金は数日間のタイムラグがありましたが、リップルでは数分で反映されます。
大手の銀行や大手の企業がこのシステムに注目しており、ビジネスでの活用性を感じさせます。
発行枚数に上限がある
これはビットコインでも使われている方法ですが、リップルの場合はRippleNetで送金手数料として支払われたXRPは消滅するため希少価値が上がっていきます。
Googleが出資している
あの世界のGoogleが出資していることでも有名なリップルですが、有名企業が投資するということがリップルが優れたシステムを有しているという証拠です。
リップルに出資している企業一覧
- アクセンチュア
- CME ベンチャーズ
- SBIホールディングス
- シーゲイト・テクノロジー
- アンドリーセン・ホロウィッツ
- GV
- サンタンデール・イノベンチャーズ
インド市場への対応
2022年には人口で中国を抜くと言われるインドですが、近年の教育と生産人口の多さにより経済発展を遂げており、今ではアジア3位のGDPにまで成長しています。
現在のインドは、偽札が出回るなど法廷通貨の信用が低いが、テクノロジーはかなり発展しており、インドが暗号資産・仮想通貨でのブルーオーシャンという考えを持つ人は多いです。
しかし、仮想通貨の規制が今後出てくる可能性もあり、一概には言えないのも事実です。
リップル(XRP)の将来性
リップルは送金システムが最大の強みであり、コストが低く、短い時間で送金が可能であるため国際間の銀行送金の用途として使われることを期待されています。
これから伸びる要因として考えられるものは、
- PayPalの動向
- クレジット会社での利用
- アメリカでの規制の行方
これらの3つが重要になると考えられます。
元々の仕組みが国際間のビジネスでの汎用性が高いため、多くの企業がリップルを利用することで大幅な値上げを期待できますが、デメリットも大きいと感じられます。
注意点としては、
- 有価証券として扱われる
2021年5月時点で、リップル社は米証券法に違反しているとして提訴され裁判中で、この裁判でリップル(XRP)が有価証券と判断されると、リップル(XRP)を購入する際の規制が株式と同じものになるデメリットがあります。
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