今回はビットコインとアルトコインの両方の特徴を持つ仮想通貨『QTUM(クアンタム)』について説明します。
QTUM(クアンタム)とは
2021年4月には2000円を突破、5月7日にはさらに急騰し、一時3800円台という高値をつけました。
しかし、ビットコインの下落と共に大きく価格を下げ、現在は1500円〜1600円ほどで推移しています。
通貨名 | クアンタム |
シンボル | QTUM |
現在の価格(2021年8月) | 1600円前後 |
時価総額(2021年8月) | ¥114,943,205,854 |
取扱取引所 | コインチェック DMM Bitcoin GMOコイン |
公式サイト | 公式サイト |
このクアンタムは、ビットコインとアルトコインを応用して作られた仮想通貨で、匿名性に長けており、またライトウォレットも搭載されておりビジネスに応用がしやすい作りになっています。
ブロックチェーンとスマートコントラクト
ビットコインの特徴であるブロックチェーン技術とアルトコインの特徴であるスマートコントラクトという両方の特徴を持っているものがこの『QTUM(クアンタム)』です。
ブロックチェーン技術
「取引履歴を暗号技術によって過去から1本の鎖のようにつなげ、正確な取引履歴を維持しようとする技術」です。データの破壊・改ざんが極めて困難になること、障害によって停止する可能性が低いシステムが容易に実現可能等の特徴を持つことから、銀行業務・システムに大きな変革をもたらす可能性を秘めている技術です。
スマートコントラクト
ブロックチェーンシステム上の概念であり、あらかじめ設定されたルールに従って、ブロックチェーン上のトランザクション(取引)、もしくはブロックチェーン外から取り込まれた情報をトリガーにして実行されるプログラムを指します。
匿名性が高い
これも『QTUM(クアンタム)』の大きな特徴の一つで、ビットコインで使われたブロックチェーン技術であるUTXOをクアンタムにも導入しており、匿名性が高くなっています。
『QTUM(クアンタム)』はライトウォレットといい、ストレージ容量を減らして、挙動を軽くしてくれるシステムも導入されており、複雑な匿名処理をスムーズに行うことができるようになっています。
PoSの導入
今まではPoWが主流で使われていましたが、『QTUM(クアンタム)』はPoSを導入しています。
これは、クアンタム保有量・時間を自動で判別してマイニング報酬を与えてくれる仕組みです。
これにより電力とサーバー環境への依存が解消されています。
QTUM(クアンタム)の将来性
『QTUM(クアンタム)』は、以前までコインチェックのみの取り扱いでしたが、2021年現在では4社が取り扱う通貨にまで成長しています。
このように取り扱いが増えるということは、仮想通貨業界で注目されていると言えるでしょう。
これから伸びる要因として考えられるものは、
- 取引所の増加
- 企業やサービスとの提携
- 認知度の上昇
これらの3つが重要になると考えられます。
元々の仕組みがビジネスでの汎用性が高いため、今後価値が上昇する可能性は非常に高い通貨の1つと考えられます。
注意点としては、
- 中国経済に影響を受ける
- ビットコインなどに影響を受ける
中国で生まれた仮想通貨でもあり、中国経済に依存しています。また、ビットコインの上昇や下降に非常に影響を受ける仮想通貨であると言えるため注意が必要です。
ちなみに、Captain Altcoinによると、2023年にクアンタムが存在していれば価格は現在の10倍〜100倍になるとも予測されています。
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