現代の日本では様々な制度で新築の購入や住宅の購入を斡旋しています。
また、近年は環境への配慮を行うことが求められる場合も多いが、条件を満たすことお金やポイントを貰うことができます。
今回はその中でも人気の「グリーン住宅ポイント」について解説していきます。
グリーン住宅ポイント制度とは
グリーン住宅ポイント制度とは、グリーン社会の実現および地域における民需主導の好循環の実現等に資する住宅投資の喚起を通じて、新型コロナウイルス感染症の影響により落ち込んだ経済の回復を図るため、一定の性能を有する住宅を取得する者等に対して、「新たな日常」及び「防災」に対応した追加工事や様々な商品と交換できるポイントを発行する制度です。
コロナ渦で落ち込んだ景気回復の意味を込めて行われている制度です。
ポイントの使用方法は二つあり、①商品との交換、②追加工事の費用に当てる、です。
人気なものは商品交換ですが、そのラインナップは家電製品から食料品まで様々です。
対象者(申請者)
- 対象となる住宅の建築工事の発注者
- 対象となるリフォーム工事の発注者
- 対象となる住宅の購入者
一応、新築検討時にはハウスメーカーや工務店に確認し、申請までを行いましょう。
申請区分
新築住宅の建築・購入
- 契約時に建築1年以内、第三者が未入居の住宅
- 一定の省エネ性能を満たす
- 購入者等が自ら居住(1人1回)
- 30万~100万ポイントを発行 等
既存住宅の購入
- 2019年12月14日以前に建築された住宅
- 売買代金が100万円(税込)以上
- 購入者が自ら居住(1人1回)
- 申請は入居後(完了前申請不可)
- 15万~45万ポイントを発行
- 同一住宅は1回まで
(購入前の第三者ポイント発行を含む) 等
リフォーム工事
- 工事の内容に応じてポイント発行
- 最低5万ポイント以上の工事
- 賃貸住宅へのリフォームも可
- 1,000万円(税込)以上は工事完了前の申請も可
- 上限内で同一住宅でも複数回の申請可 等
賃貸住宅の建築
- 全戸がトップランナー基準で 床面積が40㎡以上
- 棟単位で申請
- 戸建住宅や店舗等の併用住宅は不可
- ポイント利用は追加工事のみ
(2022年1月15日までの完了報告が必須)
発行ポイント
住宅の性能に応じたポイントに加えて、ポイントの加算をうけることもできます。
○ 新築住宅を購入する場合
対象住宅 | 発行ポイント |
---|---|
一定の省エネ性能を有する住宅
|
40万pt/戸 |
省エネ基準に適合する住宅
|
30万pt/戸 |
○ 既存住宅を購入する場合
対象住宅 | 発行ポイント |
---|---|
|
30万pt/戸 |
|
15万pt/戸 |
○ 新築住宅の賃貸を購入する場合
対象住宅 | 発行ポイント |
---|---|
|
10万pt/戸 |
○ リフォームをする場合
対象住宅 | 発行ポイント |
---|---|
|
10万pt/戸 |
申請方法
主に完成後に申請する場合と完成前に申請する場合に分けられます。
現在はオンライン申請も行われています。
コメント