中国が尖閣諸島を狙う理由 【尖閣問題の真実】

経済

 

昨今の日本のニュースでは「中国船が尖閣周辺の領海に侵入」というニュースを多く耳にします。

「しかし、なぜ中国が尖閣諸島を狙うのか?」

知らない人も多いと思います。

今日はその部分を「軍事的観点」「資源的観点」から解説していきます。

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尖閣諸島とは

概要

尖閣諸島(せんかくしょとう)は、東シナ海の南西部にある全て無人島からなる島嶼群です。

尖閣諸島は魚釣島、北小島、南小島、久場島、大正島、沖の北岩、沖の南岩、飛瀬などで構成されています。

総面積は約5.56平方キロメートル。1940年以降はいずれも無人島となっている。

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日本政府の主張

尖閣諸島は沖縄県石垣市に属する島であり地籍を有している

日本政府の公式見解は尖閣諸島の編入手続きは国際法でいう先占の法理手順を満たしており「この領域に領有権問題は存在しない」というものである。

中国政府や台湾政府は、1971年以降から領有権を主張して「領有権問題が存在する」と主張している。

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領土問題

尖閣問題

1968年に国連極東アジア経済委員会により「尖閣諸島周辺には莫大な量の天然ガスや石油が眠っている可能性がある」と発表されました。

 

【その発表後に中国や台湾が急に所有権を主張し始めました】

 

2012年頃より、日本政府が尖閣周辺の離島の名称確定作業を行っていることがわかると、『人民日報』は中国の「核心的利益」を損なうと強く批判し、中国政府も対抗してこれら離島の中国名を発表しただけでなく、3月16日には海洋監視船が尖閣周辺に現れて領海を侵犯し始めました。

中国船衝突事件

2010年9月7日、尖閣諸島付近の海域をパトロールしていた巡視船「みずき」が、中国籍の不審船を発見し日本領海からの退去を命じる。

しかし、警告を無視して漁船は違法操業を続行したため、逃走時に巡視船「よなくに」と「みずき」に衝突し2隻を破損させた。

海上保安庁は同漁船の船長を公務執行妨害で逮捕し、取り調べのため石垣島へ連行し、船長を除く船員も同漁船にて石垣港へ回航、事情聴取を行った。

その後、衝突動画の流出や抗議デモ、容疑者の釈放と様々な問題を引き起こしました。

 

現在も毎日のように領海侵略を犯している現状です。

 「なぜそこまでして尖閣諸島が欲しいのか?」

 

中国が欲しい理由

軍事的背景

中国がこの「尖閣諸島」を欲しがる大きな理由は、防衛ラインとみなす「第一列島線」のすぐそばという軍事戦略上極めて重要な位置にこの「尖閣諸島」があるである。

※「第一列島線」とは、九州から沖縄本島などを経て台湾、フィリピンに至る島々の連なり。 

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地図を見る通り、中国は太平洋に出る際には第一列島線のどこかを通過しなければなりません。しかし、列島線沿いの島々はどれも、日本や台湾などの手にあり、中国が支配する島は1つもありません。

中国が太平洋へ『海洋進出』を促すためにもこの「尖閣諸島」は重要な意味を持っています。

中国の海での軍事力は年々力をつけており、警戒が必要であることには間違いはありません。

 

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資源的背景

尖閣諸島周辺には『莫大な量の資源が眠っている』ためです。

※正確には眠っている可能性がある。

調べによると、その量は沖縄、東シナ周辺で埋蔵量が最大518憶キロリットルとされ、推定で22兆円分と言われています。

近年の調査でも、推定埋蔵量1095バレルとイラクの埋蔵量に匹敵すると報告されています。 

また、尖閣諸島周辺は、漁場としても優秀で1隻当たりの漁獲量は約15.8トンと石垣市の1隻当たりの漁獲量の約6倍となっています。

特に中国は近海での乱獲により、漁獲量が年々減少している現状です。

また、豊富すぎる労働力が行き場を失っている現状でもあります。

 

石油などの化石資源だけでなく、「水産資源」と「労働の獲得」の観点からも、尖閣諸島は大きな役割を担う可能性も持ち合わせています。

 

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まとめ

軍事的背景からも資源的背景からも、この尖閣諸島は重要な場所であり、多くの可能性をひめています。

しかし、歴史的に見ても日本の領土として認知されており、中国の「略奪行為」であることに違いありません

日本だけでなく、あまり報道されませんが、インドネシアやフィリピン近海にも中国船が侵入している現状です。

 

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