今話題にも関わらず民放テレビメディアでは報道を一切行われていない【ジャニーズと性犯罪】についての記事です。
テレビではなんで報道されないんだろう…
正確にはNHKで数分だけ報道されたわ‼︎
海外メディアが報道しているにも関わらず日本では報道されずにいましたし、過去数回にわたってこの問題については告発した人が存在しますが、その告発は取り上げられることなく消えていきました。
そこで今回は今までの告発や日本の法律に沿って解説していきたいと思います。
ジャニー喜多川とは
本名は喜多川擴(ひろむ)といい1931年に米国ロサンゼルスの日本人僧侶の家庭に生まれています。
その後すぐに日本に移り、中学生までを日本で過ごします。
高校入学時に再びアメリカに渡り大学卒業後に日本の米国大使館で働き始めます。
戦争の前後に日米の二重国籍で過ごすことは大変だっただろうね‼︎
その後、米国大使館で働きながら少年たちにベースボールを教え始めます。そしてそのチームこそが今のジャニーズの始まりです。
ミュージカル映画に感銘を受けて歌って踊れるアイドルを目指したんだよ
その後1980年代から大きく躍進し、今やテレビはジャニーズなしでは見られないようになっています。
告発の数々
しかし、80年代から爆発的に人気のジャニーズにはこんな噂がありました。
「ジャニー喜多川社長が少年と性的関係を持っている」
当時はスマホの普及もなく、ジャニーズ事務所は各方面に大きな力を持っていたため公になることはなかったですが、ある告発がその噂を公にしました。
北公次(フォーリーブス)の告発
1988年に「光GENJIへ」というタイトルで本を出版します。
その内容な非常にショッキングな内容で、一部抜粋すると「部屋で一人寝ていると黙ってジャニーさんがもぐりこんでくる。そしていつものようにぬいぐるみを愛撫するようにおれのからだをまさぐってくる」などという性的嗜好がわかるものを詳細に公開されました。
北公次氏は1960年代にデビューしており、本誌には15歳で性的関係を強要されたと記載があり、これが本当であれば約60年間の性的暴行があったこととなります。
1975年には当時人気の郷ひろみもジャニー喜多川氏の入院中に逃げるように別のプロダクション会社への移籍していますね…
中谷良(初代ジャニーズ)の告発
その翌年の1989年には初代ジャニーズである中谷良氏が「ジャニーズの逆襲」という一部暴露本を出版します。
その内容は、11歳の時に性的な行為を強要されたとの記載があります。
そのほかにもメリー喜多川氏の給料未払い問題などにも触れられています。
3年間ただ働きさせられて、性的暴行を受けていたなんて…
人気が出てきたのにいきなり解散したからね
平本淳也(元ジャニーズ)の告発
ジャニーズが人気絶頂の90年代ですが、1997年にも告発がありました。
元ジャニーズの平本淳也氏が「ジャニーズのすべて 少年愛の館」という暴露本を出版します。その他のジャニーズ暴露本とはやや違って、内容がややマイルドな印象です。
ただ、ジャニー喜多川氏の性的な嗜好についても述べられています。
豊川誕(元ジャニーズ)の告発
児童養護施設出身のアイドルとして、「星めぐり」などのヒット曲で1970年代後半に一斉を風靡した豊川誕ですが、そんな豊川氏も被害者の一人です。
ジャニーズ事務所に入所した豊川氏ですが、「辛い仕事があった」と当時を告白しています。
それがジャニー喜多川氏との夜でした。
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週刊文春の特集
1990年にSMAPや嵐などが大活躍する中、週刊文春が14週連続でジャニーズにタブーについて特集します。
この争いは、国会の特別議会でも話し合われ、裁判にも発展しました。
地方裁判所ではジャニー喜多川氏の性的暴行が証拠不十分としましたが、高裁では一転してジャニー喜多川氏の性的暴行には十分な証拠があると判決をつけました。
当時はジャニーズが勝った地方裁のみ報道されて、文春が勝った高裁は報道されなかったね…
しかし実際に裁判所が性的暴行があったと認定しています。
当時10人以上が文春に告発や取材を受けており、裁判中にもジャニー喜多川も「私は彼らが嘘を言っていると断定することができない」との趣旨の発言もしています。
木山将吾(元ジャニーズ)の告発
2000年代になっても告発は続きます。光GENJIの最終選考まで残った木山将吾氏の告発です。
著書「SMAPへ」の中で、当時のジャニー喜多川氏の性的暴行や女性ホルモン投与を強要されたとの暴露が記載されています。
女性ホルモンの注射?さすがにそれは嘘っぽいな…
他の人も同じ発言をしていたとしたらどう?
男性としての成長を遅らせるために投与したとされるこの注射に関しては平本淳也氏の著書にも書かれています。
前田航気(元7MEN侍)の告発
ジャニーズJr.内ユニット・7 MEN 侍の元メンバーの前田航気は海外のウェブメディア「ARAMA! JAPAN」のインタビューを受けて、ジャニー氏が『同性愛者』だと明かしつつ、デビューを目指すJr.の何人かは、彼との“性交”を望んでいた……などと証言しています。
イギリスメディアBBCの報道
イギリスの公共放送であるBBCは、3月18日から20日にかけてBBCワールドニュースで計4回放送された「Predator : The Secret Scandal of J-Pop(J-POPの捕食者 ~秘められたスキャンダル)」の中で、日本の地上波ではけっして放送されないジャニーズ事務所の性虐待スキャンダルに迫ったドキュメンタリーを放送しました。
1999年の「週刊文春」の報道の後追いであることを隠さず、文春側の協力も得ながら性虐待・性暴力の実態を検証している内容です。
岡本カウアンの記者会見
4月12日午前11時、元ジャニーズJr.の岡本カウアン氏は日本外国特派員協会で記者会見を行いました。
その告発内容は今までで一番の衝撃でした。
性行為は児童たちが布団に入ってから行われ、行為は足のマッサージから始ま利、浴衣はすぐにはだけさせられ、ジャニー氏の手が直接身体に触れる。しばらくすると、手は上に伸びていくとのことだ。
性行為後には決まって1万円を手渡したと言います。
そして岡本氏がジャニー氏による性被害を受けたのはこの1回だけではなく、「計15~20回はあった」とのことです。
正直、証言や証拠が多すぎて性的虐待がなかったという方が無理があるな…
岡本氏は証拠の写真の公開や動画も所持しているとのことですよ。
一番の問題は、日本の民放が報道しないという部分でもあります。
日本は世界の報道の自由ランキングで71位だからね。先進国では最下位レベルよ。
日本の性犯罪に対する法律
今回の件にフォーカスして、日本の法律に乗っ取って解説していきます。
強姦罪と強制性交等罪
そもそも強制性交罪は2017年に改正されるまで、明治から40年も改正されずにいました。(当時は強姦罪)
そのため多くの問題がありました。
- 女性のみが対象
- 成立要件に「暴行」か「脅迫」の有無が重要
- 生同意年齢が13歳
このような問題でジャニー喜多川氏のように男性相手に、暴行を加えずに、ほとんどが13歳以上であったため当時は事件性を問えませんでした。
2017年以降は女性のみではなくなりましたが、現在も「拒否できなかった」だけでは強制性交罪は成立せず、「暴行」や「脅迫」の有無が重要になります。
国によって大きく違うけど先進国の中では日本はこの手の法整備は遅れているわ‼︎
海外では同意の有無が重要視される場合がほとんどですね。
また、日本では性行為の同意年齢が13歳であるにも関わらず性教育は中学一年生では行われているとは思えません。
つまり13歳以上であれば、「暴行」「脅迫」がなければ同意の上での性行為ということになります。
非常に危ない法律であると多くの意見が上がっている現状です。
グルーミングの活用
これだけの案件であるにも関わらず、ジャニー喜多川氏を慕う人も多いのが現実です。
ここには犯罪用語でもある「グルーミング」が関係している場合があります。グルーミングは4つのポイントがあります。
- 観察
- 孤立
- 信頼
- 身体的接触
これをジャニーズに当てはめると、【観察】はオーディションやレッスン、【孤立】は合宿に連れていく、【信頼】は秘密の共有や自宅の合鍵を渡す、【身体的接触】はマッサージに当てはまります。
これは典型的なグルーミングであると専門家たちは話しています。
これにより加害者に対しての感謝の念を話すような被害者が出てきます。一種の洗脳行為であるとも言います。
よくジャニーさんはオーディションに名前を明かさずに参加していたってのは【観察】だったのか…
断言はできないけど合宿所が東京と大阪のみで孤立はしやすくなっていたわね…
まとめ
今まで報道していなかったメディアもさすがに取り上げざるを得ない状況に陥り、4月21日からTBSで3回、テレビ朝日で1回報道されました。
しかし、その内容はジャニーズ側の主張のみで短い放送時間でした。
今後は被害者への具体的な謝罪や性犯罪を認めるかどうかなどに焦点が当たると思います。
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